2006年の情報のまとめ
【会議】第4回IFNATが韓国・束草市で開催(2007/11/5~11/7)
第4回IFNATは2007年11月5日~7日韓国・束草(ソクチョ)市で開催されました。
束草市にERINA・北東アジア観光研究会ならびにNEANETが東芝国際交流財団の助成事業として共催しました。この模様を参加した鈴木伸作ERINA特別研究員
(NEANET会員)がエリナ・レターに寄稿した記事を紹介します。
『ソウルの奥座敷で原点学ぶ』
第4回北東アジア国際観光フォーラムのため11月初旬に韓国・束草(ソクチョ)市を訪問した。
同市は人口9万5千人。来年3月国際フェリー航路で新潟と結ばれる。 日本ではあまり知られてはいないが、名勝雪獄(ソラク)山国立公園をはじめ、漁港、
美しい日の出で有名な海水浴場、2つの湖、温泉もあり、年間1,200万人が訪れる韓国有数のリゾート・観光都市だ。
ソウルからバスで3時間、対向車は紅葉狩りを終えソウルに向かう車で渋滞していた。 まさにソウルの奥座敷である。 フォーラムには、韓国・日本・
ロシア・モンゴルの5ヶ国から、行政、観光業、大学、輸送業者、学生など約200人が出席、域内連携を確認し盛会だった。
会議の開幕日には、蔡束草市長の立会いのもとで「国際フェリー航路」合弁会社設立合意書に4ヶ国(日・韓・ロ・中)代表者が署名、念願の新潟~トロイツァ
(ロシア)~束草航路開設が内定し、会議に花を添えた。港が一望できる展望台に上ったところ、折りよくトロイツァとの定期フェリー客船「ニュー・トンチュン号」
(新東春、旅客定員600人)の白い船体を見ることが出来た。
この船は来春、横断航路に配船され主役を演じる。
加えて束草市で印象深かったのは、滞在中の随所で見られた、心細やかで暖かく親切な職員やボランテイア、街の人々の応対であった。 昨年の新潟会議では
「観光が外交をリードする」という発言があった。
今年は「ホスピタリティ(暖かくもてなす心)こそが観光の原点である」ことを改めて感じた。 フェリー航路の就航時には多くの方の束草訪問を是非
お勧めしたい。
大連・大邱(テグ)・新潟・束草と引き継がれた会議の開催地は、来年モンゴルと決定した。
大草原と満天の星空の下で、フォーラムが、どんな国際連携の夢を運んでくれるか楽しみだ。
ERINA(環日本海経済研究所)鈴木伸作
(新潟日報エリナレター2007年11月20日掲載』)
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