【韓国】韓国北部の道路と産業団地・人口分布
A.韓国北部の道路情報
(2009.10.5)
新潟-束草、境港-東海の2つの航路はいずれも韓国東北地方江原道の港につながっているが、貨物や旅客はソウル市その他の大都市圏や産業集積地が発着地である。 多くの貨物は釜山港を利用しているが、そのうちの何%位が新しい東西輸送ルートを利用することになるかが問題である。 ソウル~釜山間は6~8時間であるので、ソウルからの距離と時間は2分の1以下となり、日本への直行航路と併せ大幅に輸送を短縮することが出来る。
1.韓国北部の東西高速道路
ソウルと束草・東海を結ぶ高速道路と一般国道の状況を示しており、2009年10月現在では①のソウル・春川高速道路(60号)と洪川・束草一般国道(44・46番)を利用し約2時間20分である。2009年10月に東洪川ICが完成すると2時間10分に短縮する。 2015年には②ソウル・ヤンヤン高速道路(60号)の完成により1時間30分となる。(但し渋滞による遅延は入らず)
2.束草~ソウルの道路状況
この地図は洪川~束草一般国道(現在の道路)と東洪川IC~ヤンヤンJCT~束草の高速道路工事区間を示すもので、いずれも江原道の山間地を通るものである。韓国道路公社では2015年12月完成予定であるが、束草市としては2014年に工事の前倒し完成を交渉しているとのこと。
B.韓国の産業団地・人口分布
(2009.10.7) 韓国の総人口約5千万人のうち、ソウル特別市と京義道合わせて2千130万人、ソウル近郊地域で50%以上という人口集中が特徴的である。 必然的に産業と消費がこの地域が最大である。 物流においては従来釜山港に向けた南北ルートに対して束草・東海港が日本との航路開設により東西ルートが出来ることの意義は大きいと思われる。