【北朝鮮・ロシア】羅津港第3埠頭、ロシア石炭船積の運用開始(2014/7/18)
羅津港第3埠頭は2013年9月に完成式典が行なわれましたが、ロシア産石炭の船積みがいよいよ開始され、2014年7月18日に正式な運用開始式典が
行なわれました。
<本記事はNEANETメールニュースNo.50 2014.8.1にて配信しました。以下はロシア側プレスのNews記事です>
【PortNews 2014.7.18】 7月18日、羅津港第3埠頭の運用開始テープカット式典は、ロシア鉄道RZDのVradimir Yakunin社長、北朝鮮の鉄道相Jeong Gil Su、
極東鉄道Mikhail Zaichenko等が参加して挙行された。新ターミナルはロシア・北朝鮮の合弁会社”RasonKon Trans”(ロシア鉄道傘下の
JSC Trading House RZDと羅津港)により完成され、年間500万トンの取扱いが可能であり、当初は石炭やその他のバルク貨物を取り扱う。
【Michel Press Release 2014.7.22】 石炭の荷主Michel社はロシアの鉱山・金属の大手企業で、2014年1-4月期にアジア太平洋市場に石炭を
5.3百万トンを輸出した。 2013年同期には3.8百万トンであった。Michel社のアジア太平洋諸国への輸出は39%上昇し、全輸出量の
75%を占める。従来の輸出港は、ポシェト港(Michelがオーナー)やワニノ港である。
【Moscow Times 2014.4.8】 J/V RasonKon Transはロシア側資本70%(RzhD Logistika)。RzhD Logistika は3月末に130両連結の
貨物列車2本で合計9000トンの石炭をハサンを経由し羅津港に運んだ。石炭は上海・連雲港・広州などへ船積みされる。
石炭積込中の中国船「金海正 JIN HAI ZHENG」
(上記の写真は辻久子様から提供いただいた)
*ロシアにより本格的な石炭積出ターミナルとして整備された様子が分かる