NEANET ねあねっと NPO法人 北東アジア輸送回廊ネットワーク

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IFNAT(北東アジア国際観光フォーラム)の報告
・2014年「第10回IFNATin北九州市会議」の報告
 「2014年北東アジア国際観光会議in北九州市」が次のように開催されました。この模様につき
【報告書】と【大会宣言】を下記掲載しておりますのでご欄下さい。NEANETはIFNAT日本委員会の構成メンバーとして会議の開催に協力すると共に、海外参加者のうちの中国人・モンゴル人および韓国大邱大学のカンボジア留学生などに対する訪日ビザ発給の協力をしました。

   日  程: 2014年8月21日(木)~22日(金)
   開催場所: 北九州市 北九州国際会議場
   参 加 国: 日本・韓国・中国・ロシア・モンゴル (オブザーバー在日北朝鮮旅行社) 総計約130名
   会議要領: (1)IFNAT会議
         (2)TINA学術会議
         (3)学生国際観光発表大会

【報告書】      2014年北東アジア国際観光会議in北九州市 
        第10回北東アジア国際観光フォーラム、第8回北東亜観光学会学術会議
                          
    2014年8月21日(木)~22日(金)の2日間、北九州市において国際観光会議が開催された。
  この会議は北東アジア国際観光フォーラム(IFNAT)と東北亜観光学術会議学会(TINA)の主催、北九州市の共催で開催された。 
  主要テーマは開催地の北九州市が先進的に取り組んでいる「産業観光」「エコ観光」と基本テーマである「北東アジアにおける国際観光の促進と協力・連携」であった。
   会議には北東アジア地域から日本、中国、韓国、ロシア、モンゴルの5ヶ国とオブザーバー参加として北朝鮮の在日旅行社の総勢170人が出席し盛会に開催された。
   会議には北九州市などの行政と観光旅行社、研究者、大学研究所、学生などが参加し、各国代表の基調報告や4つの分科会、国際学生観光発表大会、北九州市内観光が開催され会議の総括と今後の活動方針をまとめ、共同宣言(別紙)として発表された。
   特に昨今の世界の国際情勢を見ると、地域間紛争はもとより北東アジアにおいては国家間の政治的問題が先鋭化し深刻な状態になりつつあり、国際観光に大きな影響を及ぼしている。
   会議ではIFNAT「北東アジア国際観光フォーラム」は設立当初から「観光は平和へのパスポート」を合言葉に北東アジアにおける国際観光の果たす役割の重要性と協力と連携の必要性について意見交換し提言もしてきた。
   現在の北東アジアの国際情勢下で国際観光の重要性と役割の大きさがより鮮明となった。
   また、観光発展の未来の一翼を担う日本と韓国の観光学を学ぶ学生により学生・国際観光発表大会も開催され審査委員から高い評価を得て会議に花を添えた。
    NEANETは発表大会に協賛しNEANET会長賞と理事長賞を三橋幹事から受賞者に渡された。
   次回の第11回会議はウランバートル市において2015年10月に開催することが決定し、モンゴル代表団団長にIFNAT大会旗が引き渡された。団長から来年の会議参加への熱い招待と歓迎の言葉があった。
                             鈴木伸作(ERINA特別研究員、IFNAT日本実行委員)                                                             
  
【共同宣言】    第10回IFNAT第8回TINA合同北九州会議大会宣言   

   2014年8月21日、北東アジアの観光関係者は、日本の北九州市において第10回IFNAT及び第8回TINAの共同による北東アジア観光会議を開催した。韓国、中国、日本、モンゴル、ロシア、北朝鮮から行政、観光関連企業、民間団体、大学、研究所、学生など観光関係者約200名が参加した。
  本大会においては、主要テーマ「産業観光の活性化と国際観光の振興」のもとに基調講演、各国代表による論文発表、参加者全員による意見交換が行われた。 
  産業観光については、地元北九州市からは高度成長期に拡大深刻化した環境汚染を克服し、現在は逆にそれを観光の資源としていることが紹介された。韓国からは観光資源である森林資源が国民の健康維持に大きく貢献していることが紹介された。また新潟からは地域の伝統職人技術に価値の高さを見つけ、それを観光資源とすることが紹介された。
  国際観光の振興については、中国からは北東アジアにとって隣国国民同士が行き交う「隣国観光」が地域経済の振興に有効であり、かつ現在懸念されている政治的対立がある北東アジアにとっては大変効果あることが紹介され、「隣国観光」を拡大発展させる方式が欧州などの例を踏まえ、具体的に紹介された。ロシア、モンゴル、北朝鮮からは国際観光振興のための自国の観光発展方式が紹介された。
  本大会においてIFNATは記念すべき10回大会を迎えた。幸いこの間、北東アジアは大きな混乱、戦争もなく、どの国も経済を発展させ、相互依存状態を大いに高めた。10年前と比べると隣国観光は飛躍的に拡大した。北東アジア域内は、透明性を高め、貿易を増加させ、文化、学術交流が深化、拡大し、結果として、より豊かに、より平和な状況を現在も維持しつつある。相互理解が進めば進むほど、隣国の立場から真実を見られることとなり、ますます北東アジア全体の繁栄の基礎が固まることとなる。現在の平和な状況をより確固たるものにするため、できるだけ多くの人々が隣国を訪れ、隣国の社会や文化の事情に触れることが、現在の平和・繁栄状況を維持するためにも、今後ますます重要である。
  我々は北東アジアの観光関係者の集まりであり、国際観光の振興こそ北東アジアの平和・繁栄に極めて重要であると信じている。そのためには、北東アジアの観光関係者が広く国境を越えて連携し、国際観光に関し共通認識を有することが大切である。IFNAT及びTINAの活動の重要性はここにあり、今後ますます我々は北東アジアの観光振興に貢献していきたいと考えている。ついては10年の節目を迎えたことでもあり、今までのIFNAT10年の実績を振り返り、その反省を糧として、新たなIFNAT10年に向けて活動を開始することとしたい。
  ついては、次回会議に向けていままでのIFNAT10年間の論文集等の整理取りまとめを行い、今後の10年に向けて、北東アジアの国際観光振興ついて改めて課題と解決方策を明らかにし、観光関係者間での共有化を図る作業を行うことし、結果を刊行することとしたい。
  次回の第11回IFNAT、第9回TINAはウランバートルで行うことする。併せて開催地における国際観光の振興のための貢献策を検討する。  
  終わりに、本会議の開催にご尽力いただいた北九州市の皆様方に対し参加者一同心から深く感謝と敬意の意を表明する。
   
    2014年8月22日       第10回IFNAT、第8回TINA参加者 一同
                                                    

参加者記念撮影

学生発表大会

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